イランとアメリカが互いに攻撃と米軍発表 短期間の攻撃停止が終わる

洋上に船が浮かんでいる

画像提供, Reuters

画像説明, 28日にオマーン・ムサンダムから撮影したホルムズ海峡
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米中央軍は28日、イランのイスラム革命防衛隊(IRGC)が中東地域にある米軍基地を複数の弾道ミサイルで奇襲攻撃したと発表し、その後に米軍とサウジアラビア軍がイラクにある「イランを支持するテロリスト」の拠点を攻撃したと明らかにした。アメリカとイランは24日夜以降、互いを攻撃していなかった。

米中央軍はソーシャルメディアで、米東部時間28日午後5時45分にIRGCが「奇襲攻撃を試み」、複数の弾道ミサイルで中東の米軍基地を攻撃したが、すべて迎撃したと発表した。これにより、戦闘の小康状態は打ち破られた。

同軍はその後、同日中に同軍とサウジアラビア軍がイラクにおいて、「イランを支持するテロリストの補給や武器拠点」などを攻撃したと発表。これは「過去72時間の間にIRGCが30以上のドローン攻撃を指示」し、米軍やサウジアラビアのエネルギー・インフラを攻撃しようとしたためだと説明した。IRGC主導の攻撃はいずれも成功しなかったという。

米中央軍は、今年2月から4月にかけて、イランを支持するイラクの武装勢力がアメリカの国民や施設を標的に600回以上、攻撃を仕掛けようとしたとして、「これ以上の米軍の反応を避けるには、IRGCとそのテロリスト代理勢力は、こうした攻撃を止めなくてはならない」と強調した。

サウジアラビア国防省は28日、米軍の発表に先だち、同国東部地域の石油施設を標的としたドローンを軍が迎撃し、破壊したと発表した。

国防省報道官のトゥルキ・アル・マリキ少将は、これらのドローンはイラク領内でイラン系の民兵組織によって発射されたと主張した。

イラン政府はこれについて、まだコメントを発表していない。

一方、イランのタスニム通信によると、IRGCは石油タンカー3隻を攻撃したと発表。事前警告にもかかわらず、タンカーが「危険で違法」なルートを航行していたと主張した。

アメリカとイランはこのところ、24日夜から互いに攻撃を中断していた。ドナルド・トランプ米大統領は27日、これは外交交渉を可能にするためだと話していた

イランは、協議が行われていること自体を否定している。

イスラム革命防衛隊が指定しているホルムズ海峡の航路

こうしたなか、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は28日、米ワシントンを訪れ、ホワイトハウスでトランプ大統領と会談した。

対イラン強硬派として知られた、共和党重鎮のリンジー・グレアム米上院議員の葬儀にも参列した。

米国防総省の最新データによると、トランプ大統領が今年2月にイラン攻撃を命じて以来、少なくとも624人の米軍兵士が負傷した。このうち417人が、イランに対する米・イスラエル合同軍事作戦「エピック・フューリー(壮絶な怒り)作戦」に関連して負傷したという。