ゼレンスキー氏とネタニヤフ氏、個別にトランプ氏と会談 それぞれ戦争が長引くなか

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アメリカのドナルド・トランプ大統領は28日、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相と個別にホワイトハウスで会談した。米政府は、どちらも「前向きで生産的な」会談だったと説明した。
ゼレンスキー氏とネタニヤフ氏は、今月11日に死去したリンジー・グレアム上院議員の葬儀に参列するため米首都ワシントンを訪れた。グレアム氏は生前、イスラエルの強力な支持者で、ウクライナ支援の提唱者でもあった。
トランプ氏は両首脳との会談後、自らのソーシャルメディアのトゥルース・ソーシャルに、「非常にうまくいった!」と短い投稿をした。
迎撃ミサイルのライセンス生産を許可と
ゼレンスキー氏とトランプ氏は、ウクライナの防空能力の強化をアメリカが支援することへのウクライナ側の期待について協議した。
ゼレンスキー氏については、トランプ氏が今月上旬に北大西洋条約機構(NATO)首脳会議で約束した、パトリオット迎撃ミサイルのライセンス生産のウクライナへの許可を実行するよう、トランプ氏に強く求めるとの見方が訪米前に出ていた。
会談後、アメリカからウクライナへの軍事支援に関して、公式な発表はない。それでもゼレンスキー氏は、米FOXニュースに、トランプ氏がパトリオットミサイルの生産ライセンスをウクライナに付与することに同意したと説明。
ゼレンスキー氏はまた、「アメリカの非常に有力な軍事企業の生産担当者らと会談した」、「共同生産を期待している」と述べた。
BBCはホワイトハウスにコメントを求めている。
パトリオットは、弾道ミサイルを迎撃できる数少ない防空システムの一つ。ロシアはウクライナの都市への砲撃に、弾道ミサイルを使うことが増えている。
パトリオットは、射程距離最大1000キロメートルのロケット弾を迎撃できる。システム1基で最大8の目標を同時に追跡し、100以上の目標を検知することが可能。
ただ、ミサイル1発あたりの値段は推定300万~500万ドル(約4億9100万~8億1800万円)と非常に高い。
ゼレンスキー氏とウクライナ軍はこれまで、パトリオット迎撃システムが25基必要だと述べている。
ゼレンスキー氏はこの日、超党派の米議員グループとも会談した。直後に連邦上院であった、ウクライナでの戦争への報復としてロシアの石油・ガス購入企業に制裁を科す法案の採決では、圧倒的多数が賛成票を投じた。
緊張関係にあるネタニヤフ氏とも

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一方、ネタニヤフ氏は、イランをめぐる見解の相違によってアメリカとイスラエルの関係が悪化している中で訪米した。
ホワイトハウスに到着したのは、ゼレンスキー氏が去ってまもなくだった。
ネタニヤフ氏とトランプ氏の会談は、イランとの紛争が主な議題になると予想されていた。
両首脳の関係は従来、友好的だったが、ここ数カ月は緊張している。トランプ氏はイスラエルについて、レバノン攻撃を続けて停戦合意を無視していると、たびたび批判している。
首脳会談後、ネタニヤフ氏はイスラエルメディアに対し、「イランが核兵器を保有しないようにするという共通の目標、さらにその他の目標についても、理解し合えた」と述べた。
そして、「米大統領とのこれまでの会話で最も素晴らしいものの一つ」だったとした。
ネタニヤフ氏は、大統領執務室で両首脳が並んでいすに腰かけ、カメラに向かってほほ笑んでいる写真を、自らのXアカウントに投稿した。
トランプ氏はこの会談の前日の27日、イランとの紛争に関して、「とても友好的な交渉が行われている」と述べていた。アメリカとイランはこの日まで3日連続で、互いに攻撃を停止していた。
トランプ氏はまた、「何かが起きる可能性は十分にあると思う」と述べ、戦争終結への楽観的な見方を示していた。
しかし、米中央軍は28日夜、イラン軍が「中東の駐留米軍に対する奇襲攻撃を企て、イランから複数の弾道ミサイルを発射した」と発表。ミサイルは迎撃したとした。















