【2026年サッカー男子W杯】 大会初のソマリア人審判、アメリカ入国を拒否される

青いウェアを着た男性が斜め前方を見ている

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画像説明, オマル・アルタン氏。FIFA公認審判員を2018年から務めている
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サッカーのワールドカップ(W杯)でソマリア人として初めて審判を務める予定だったオマル・アルタン氏が、アメリカによって入国を拒否された。これを受け、同氏は審判員リストから除外された。国際サッカー連盟(FIFA)が8日、明らかにした。

FIFAはこれまで、今月11日~来月19日にカナダ、メキシコ、アメリカで開催される男子W杯で、アルタン氏が審判52人の1人になると発表していた。

アルタン氏は大会に向けアメリカに移動したところ、米マイアミ国際空港で入国を拒否された。現在、トルコに滞在しているという。

アルタン氏はソマリア国内サッカーリーグの審判で、2018年にFIFA公認審判員となった。アフリカ・ネーションズカップ(AFCON)でも審判を務め、昨年はアフリカ・サッカー連盟(CAF)の年間最優秀男子審判に選ばれている。

アメリカの入国管理当局は、アルタン氏の入国を拒んだ理由を発表していない。ソマリアは、ドナルド・トランプ米政権が渡航者を入国禁止にした国々のリストに入っている。

米ホワイトハウスでW杯のタスクフォースを率いるアンドリュー・ジュリアーニ氏は、「その件に関する中傷的な情報について述べることはしないが、税関および国境警備当局の判断は正しかったと言えるし、私はその決定を支持する」とBBCに話した。

FIFAは米当局と協議後、8 日に声明を発表。「オマル・アブドゥルカディール・アルタン審判員がアメリカへの入国を拒否され、2026年FIFAワールドカップでのトレーニングおよび審判業務をできないことを、FIFAとして確認した」とした。

また、「FIFAはビザ(査証)の審査など開催国の入国管理手続きには関与していない。当局からは、アルタン氏の状況は現時点で変更されないと連絡を受けている」と説明。「これまでのFIFAの大会と同様、ビザ発給や入国許可の最終決定権は開催国の政府にある」とした。

ソマリアはFIFAに説明求める

ソマリアの青年・スポーツ省の上級顧問は、アルタン氏の入国拒否は事実だとBBCに説明した。また、同氏は有効な入国関連文書などを持って渡航していたと述べた。

ケニア・ナイロビにあるソマリア大使館の関係者は、アルタン氏が過去にビザ関連で苦労したことがあるため、渡航をスムーズにするため特別に外交旅券が発行されていたとBBCに話した。

ソマリア・サッカー連盟(SFF)は、FIFAに対し早急の説明を求めている。