ゼレンスキー氏の訪英を前にウクライナ支援の継続を約束 バーナム首相

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アレックス・スミス
イギリスのアンディ・バーナム首相は、訪英するウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領と27日に会談するのを前に、イギリスがウクライナへの「揺るぎない」支援を続けると誓った。
1週間前に就任したバーナム首相にとって、ゼレンスキー氏は外国から迎える最初の首脳となる。首相官邸は、「両国間の関係の強さを表す」ことだとしている。
両首脳は27日に海軍基地を訪れ、バーナム氏がイギリスの新型電子戦システム「ストーン・クローク」の背後にある知的財産の共有を発表する予定。これにより、ウクライナは同システムを大規模生産できるようになる。
首相官邸はゼレンスキー氏の訪英に先立ち、声明を発表。その中でバーナム首相は、「イギリスはウクライナと肩を並べて立っており、揺るぎない支援を続ける。ロシアは私たちの決意を疑うべきではない。ウクライナに永続的で公正な平和が実現するまで、私たちは決して引かない」と表明した。
また、「ストーン・クロークは、イギリスが独自に開発した最高の技術で、前線でその性能が実証されている。両国の安全保障を守る上で、極めて重要なものとなる」とした。
電子妨害装置のストーン・クロークは、タブレット端末ほどの大きさ。これを装着したドローンが探知されないように機能する。
国防省はすでに数千個をウクライナ軍に供与しており、同軍のドローン作戦の強化を支援している。
首相官邸はこの技術について、ウクライナに提供された後、イギリスの次世代の長距離兵器に組み込まれるとしている。
対象には、政府による低コストの巡航ミサイル開発プログラム「プロジェクト・ブレーキストップ」が含まれるという。同ミサイルは、飛行の大部分を通常の航空機のように飛ぶ、自己推進式の誘導兵器。
英海上演習に参加のウクライナ兵らとも面会
バーナム氏とゼレンスキー氏は、イギリスでここ3週間、海上演習に参加していたウクライナ軍関係者200人以上とも27日に面会する予定となっている。
この「シー・ブリーズ演習」は、黒海における戦闘能力と機雷掃海対策の強化を目的としている。
イギリスは、ロシアが4年前にウクライナ全面侵攻を開始してから、一貫してウクライナを支援し続けている。ウクライナの戦争遂行のために、イギリスは総額250億ポンド(約5兆4600億円)の資金提供を約束している。
バーナム氏は20日に首相に就任直後、ゼレンスキー氏と電話で話し、「できるだけ早く」訪英するよう呼びかけた。
ゼレンスキー氏はそれからまもなく、ソーシャルメディア「X」への投稿で、「ウクライナと私たちの国民への支援が揺るぎないものであることに心から感謝する」と述べていた。
英仏首脳交代への不安
バーナム氏の前任の首相だったキア・スターマー氏は、労働党党首としての最後の日にキーウを訪れた。
訪問中にスターマー氏は、ロシアと戦うウクライナへの2億5500万ポンド(約557億円)相当の新たな資金援助を発表。ウクライナの自由勲章を授与された。
ゼレンスキー氏は当時、今回のイギリスと来年のフランスでの指導者交代で不安を覚えるかと問われ、「もちろん変化は不安だ。私たちは日々戦争状態にあるのだから、もちろん不安だ」と返答。
「だが繰り返しになるが、最も大事なは国家間の関係であり、人と人の関係だけではない。こうした関係は変わらないと確信しているし、そうでないなら、このような非常に良好な関係を失わないよう最善を尽くさなければならない」と述べた。
ゼレンスキー氏はまた、「戦争中も戦後も、イギリスとの強固な関係を私たちが決して失うことがないよう願っている」と発言。スターマー氏はこれに対して、決して失ったりしないと約束した。















